Cedar Blend Groveを始めたのは2019年の春、中村 葵員を辞めて半年後のことです。それまでの7年間、都内のIT企業でプロジェクトマネージャーをしていましたが、毎朝コーヒーを淹れる15分だけが、自分のペースで息ができる時間でした。退職後、京都のコーヒーロースタリーで半年間修業し、焙煎の基礎を学んだあと、地元に戻って小さな物件を探しました。今の場所は、もともと材木屋の倉庫だったところです。天井が高く、木の匂いがして、一目で決めました。
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木の香りと、一杯のしあわせ。
Cedar Blend Groveを始めたのは2019年の春、中村 葵員を辞めて半年後のことです。それまでの7年間、都内のIT企業でプロジェクトマネージャーをしていましたが、毎朝コーヒーを淹れる15分だけが、自分のペースで息ができる時間でした。退職後、京都のコーヒーロースタリーで半年間修業し、焙煎の基礎を学んだあと、地元に戻って小さな物件を探しました。今の場所は、もともと材木屋の倉庫だったところです。天井が高く、木の匂いがして、一目で決めました。
最初の1年は、スコーンが全然うまく焼けませんでした。バターの量を変えたり、粉の種類を試したり、近所の方に食べてもらっては首をかしげられたり。今のレシピに落ち着いたのは、開店から8ヶ月後のことです。コーヒーも同じで、最初のブレンドは酸味が強すぎて、常連の方に「ちょっと尖ってるね」と言われ続けました。今のCedarブレンドは、その言葉があったから生まれたものです。失敗を重ねながら、少しずつ自分の味になってきた、という感じです。
中村 葵、都内のIT企業でプロジェクトマネージャーとして7年間働いたのち、2018年に退職。京都の自家焙煎ロースタリー「朝焙」で半年間修業し、焙煎技術の基礎を学んだ。2019年春、地元の元材木屋倉庫を改装してCedar Blend Groveをオープン。毎週火曜と金曜の朝に焙煎を行い、豆の状態を自分の目と鼻で確かめることを習慣にしている。休日は近所の川沿いをランニングしながら、次の季節のメニューを考えることが多い。「急がない店を作りたかった」が口癖。